このウィンドウを使用して、システムに取り付けられているメモリアレイに関する詳細を表示します。
システムツリーの選択 |
タブ | サブタブ | ユーザー特権 | |
表示 | 管理 | |||
メインシステムシャーシ | ||||
メモリ | プロパティ | メモリ | U、P、A | NA |
U=ユーザー、P=パワーユーザー、A=システム管理者、NA=該当なし。ユーザー特権レベルの詳細については、「Server Administrator GUI の特権レベル」を参照してください。
RAM(ランダムアクセスメモリ)はシステムがプログラムの命令やデータを格納しておくためのプライマリストレージ領域です。RAM の各場所は、メモリアドレスと呼ばれる番号で識別されます。このため、タスクを実行している際は、システムでそのタスクにアドレス可能なメモリが利用可能でなければなりません。RAM 保存されている情報は、システムをオフにすると失われます。
メモリ ウィンドウは以下についての情報を表示します。
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メモ: Server Administrator は、管理下サーバーが冗長メモリをサポートする場合に限り、この機能をサポートします。 |
冗長メモリは、現在使用中のメモリモジュールに致命的なエラーが検出された場合に、サーバーが別モジュールに切り替えられるようにするためのものです。Server Administrator は、スペアバンクとミラーの 2 つのメモリモードをサポートしています。冗長メモリの有効または無効にすること、また有効にした場合、使用するモードを指定することができます。システムによって 1 つまたは両方の冗長メモリモードをサポートできます。
スペアバンクモードは、シングルビット ECC エラーが検出されたシステムメモリのバンクを無効にし、スペアバンクを有効にしてからすべてのデータを元のバンクからスペアバンクにコピーします。スペアには少なくとも同一メモリバンク 3 個を必要とします。オペレーティングシステムからはスペアバンクは認識されません。
ミラーモードは、マルチビットエラーを検出すると、メモリの冗長コピーの使用に切り替わります。ミラーメモリにアクセスした後は、システムは再起動されるまで、元のシステムメモリの使用に再び切り替わることはありません。オペレーティングシステムは、このモードではインストールされたシステムメモリの半分を認知しません。
冗長性状態 | 冗長メモリモードの現在の正常性を示します。値には完全、低下、喪失があります。 「完全」はデバイスにエラーが発生してもシステム機能が保たれることを示します。この状態は、スペアバンクまたはミラーは有効だが活用中でなく、すべての DIMM の状態が OK になっていることを意味します。 「低下」はシステムに冗長性はあるが、冗長グループ内のコンポーネントにエラーがあることを示します。この状態は、スペアバンクまたはミラーは有効だが活用中でなく、いくつかの DIMM の状態が OK でないことを意味します。 「喪失」はシステムに冗長性がなく、今後デバイスに傷害が発生すると、システム全体が稼動できなくなる恐れのあることを示します。この状態は、スペアバンクまたはミラーが有効で、かつ活用中であることを意味します。 |
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フェイルオーバー状況 | スペアバンクまたはミラーを現在使用中であるかどうかを示します。値はアクティブと
非アクティブです。 「アクティブ」はスペアバンクまたはミラーを使用していることを示します。 「非アクティブ」はスペアバンクまたはミラーを使用していないことを示します。 フェイルオーバー状況が「アクティブ」の場合、冗長性状態は「喪失」となります。 |
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冗長性の設定 | 希望の冗長メモリモードを選択できるようにするか、冗長メモリを無効にします。 | |
無効 |
冗長メモリを無効にします。 | |
スペアバンク |
次に再起動するときにスペアバンクモードが選択されます。 | |
ミラー |
次に再起動するときにミラーモードが選択されます。 |
このメニューは、システムにインストールされた特定メモリアトリビュートアレイに対するフィールドと値を表示します。メモリアトリビュートには、ある時点でシステムに実際に装備される RAM に対する最大容量を記載するフィールドがあります。システムに取り付けられた各メモリアレイに対するアトリビュートとフィールドが一覧表示されます。
場所 | メモリアレイが常駐する場所、例えば、システム基板、または業界標準アーキテクチャ(ISA)、拡張 ISA(EISA)または周辺機器相互接続(PCI)、NUBUS などの拡張カード、またはさまざまな種類の PC-98 拡張カード。 |
使用 | メモリアレイが専用になっている機能、例えば、システムメモリ、ビデオメモリ、フラッシュメモリ、発揮性 RAM, またはキャッシュ。 |
インストール容量 | 現在システムに取り付けられている RAM 容量。 |
最大容量 | すべてのソケットが占有されている場合のシステム最大 RAM 容量。 |
使用できるスロット | このメモリアレイで利用可能なスロットの合計数。 |
使用スロット | このアレイでメモリモジュールが実装されているスロットの実際数。 |
ECC の種類 | このメモリが実行できる ECC の種類を特定します。たとえば、パリティ有り、シングルビット、マルチビット、CRC(周期冗長検査)。 |
このメニューには、実際にインストールされているメモリ、オペレーションシステムに使用できるメモリ容量、およびすべてのメモリスロットが占有されている場合の最大メモリ容量のフィールドがあります。
インストール容量合計 | システム全体に実際に取り付けられたメモリの合計。 |
OS で使用できるインストール容量合計 | オペレーティングシステムで使用できる合計取り付けメモリ容量。 |
最大容量合計 | すべてのメモリスロットが占有された場合に、システム全体に取り付けることができるメモリの合計。 |
このメニューは特定メモリアレイの詳細を表示します。
状態 | メモリモジュールの正常、事前エラー、またはエラーの パフォーマンス。 |
コネクタ名 | 占有、非占有に関らず、各メモリスロットを識別する固有の英数字テキスト。 |
種類 | 同期的ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)チップは、CPU クロックと同期化できる高速で作動するので、待機状態を除去します。SDRAM チップセットには、さらに効率のよいデータアクセスを可能にする 2 つのセルブロックがあります。ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)ストレージの各ビットは、同じチップセット領域により多くのメモリビットが収まるように、シングルトランジスタとコンデンサで構築されています。ただし、保存ビット値を表すコンデンサの充電状態は時間と共に劣化するため、DRAM には更新が必要です。更新中、メモリモジュールはすべてのビットを読み取り、それを全力で再び書き込まなければなりません。 |
サイズ | メモリスロットの容量を MB で表します。 |