Cookie は一部のサイトで使用される小さな情報です。Cookie を設定するサイトにアクセスすると、そのサイトはユーザのブラウザに、1 つまたは複数の Cookie をローカルのハード ディスク上に保存するよう要求します。後で、ユーザがそのサイトに戻ったときに、ブラウザはそのサイトに属している Cookie を返信します。
Cookie を使用する Web ページを読み込む前に、次の 2 つの操作を実行してそのページの Cookie を処理する必要があります。
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Cookie 設定と Cookie マネージャを使用して、Cookie の処理方法を設定できます。
Cookie 設定を変更するには、以下の手順を実行します。
Cookie を無効にする:すべての Cookie を拒否する場合には、これを選択します。
サイトごとに Cookie を管理するには、以下の手順を実行します。
Web サイトが Cookie の設定を要求してきたという警告が表示されたときは、[はい]をクリックして Cookie を許可するか、[いいえ]をクリックして拒否できます。[この決定事項を記憶する]オプションを選択することもできます。
[この決定事項を記憶する]オプションを選択した場合は、次にこのサイトが Cookie の設定や更新を要求しても警告は表示されず、前回の[はい]または[いいえ]の応答がそのまま使用されます。
後から、記憶された応答を変更したい場合は、Cookie マネージャを使って、自動的に保存された Cookie のリストを変更することができます。
サイトからの Cookie の自動受け入れを中止するには、以下の手順を実行します。
Cookie に関する詳しい情報を表示するには、以下の手順を実行します。
項目 | 説明 |
名前 | これは、発信者が付けた Cookie 名です。 |
情報 | この文字列は、Web サイトが残した情報です。Web サイトを識別するユーザ キーまたはユーザ名、ユーザの興味についての情報などが含まれている場合があります。 |
ホストまたはドメイン | この項目には、Cookie が ホスト Cookie とドメイン Cookie のいずれであるかが表示されます。 ホスト Cookie は、次回アクセスすると、それを設定したサーバにのみ返信されます。サーバはインターネット上のコンピュータです。Web サイトは 1 つまたは複数のサーバに常駐しています。 ドメイン Cookie は、それを設定したサイトと同じドメイン内の任意のサイトに返信されます。サイトのドメインはその URL の一部で、組織、会社、学校などの名前が含まれています(例: netscape.com、washington.org など)。 |
パス | これは、ファイルのパスです。Cookie が Web サイトのメイン ページではなく、特定の部分から発行されている場合は、パスが表示されます。 |
サーバの保護 | ここには Cookie が保護付きサーバを介して送信されたかどうかが表示されます。Cookie が安全である場合、それは保護付き(https)接続のみを介して送信されます。保護付き Cookie を送信する前に、ブラウザは接続をチェックし、接続が保護付きでない場合は送信しません。 |
有効期限 | これは、Cookie が無効になる日時です。ブラウザは定期的に期限切れの Cookie をコンピュータから削除します。 |
重要:Cookie を削除するには、このセクションの手順を実行してください。コンピュータ上の Cookie ファイルは編集しないでください。
1 つまたは複数の Cookie をコンピュータ上から削除するには、以下の手順を実行します。
[いったん削除した Cookie は再び受け入れない]オプションを選択することもできます。
多くの Web サイトでは、アクセスする前にユーザ名とパスワードの入力が要求されます。たとえば、個人用のページや個人の財政情報を含む Web サイトにはログ インが要求されます。
特定のサイトで使用するユーザ名とパスワードは、そのサイトの管理者によって読み取られます。これが心配な場合は、登録するサイトごとに異なるパスワードを使用することもできます。しかし、これまで使用したパスワードをすべて覚えておくことは大変です。
パスワード マネージャは、ユーザ名とパスワードをコンピュータのハード ディスク上に保存し、必要に応じてそれを自動入力することによってユーザをサポートします。
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Web サイトにユーザ名とパスワードを入力するときに、「パスワード マネージャにこのログオンを保存しますか?」というメッセージが表示されます。次のオプションを選択できます。
パスワード マネージャは、ユーザ名とパスワードを侵入者が判読するのが(不可能ではなくとも)困難なファイルに保存します。暗号化技術を使用して保存されたユーザ名とパスワードの保護に関する詳細は、「保存された機密情報を暗号化する」を参照してください。
パスワード マネージャを使用して Web サイト用のユーザ名とパスワードを保存した場合には、次回そのサイトにアクセスすると、ユーザ名とパスワードがサイトのログイン画面に自動的に入力されます。
標準設定では、パスワード マネージャはオンになっています。オフにするには、以下の手順を実行します。
保存したユーザ名とパスワードのリストを表示するには、以下の手順を実行します。
多くの Web ページには、オンライン ショッピングの注文フォーム、情報データベースなどのフォームがあります。
フォーム マネージャでは、名前、住所、電話番号、クレジット カード番号などのフォームの記入に必要な個人データを保存できます。その後は、Web サイトにフォームが表示されると、フォーム マネージャが自動的に記入します。
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オンライン フォームの記入時、通常フォーム マネージャはフォームを検出し、フォームに入力した個人データを保存することができます。じきに、フォーム マネージャには自動的にフォームを記入するために十分な情報が蓄積されます。
個人データを保存する方法には、次の 2 通りがあります。
フォーム マネージャは個人データを侵入者が(不可能ではなくとも)判読困難なファイルとしてコンピュータ上に保存します。暗号化技術での情報の保護に関する詳細は、「保存された機密情報を暗号化する」を参照してください。
フォーム マネージャが保存している個人的なデータを調べたり編集したりするには、以下の手順を実行します。
[フォーム マネージャ]ダイアログ ボックスが表示されます。左側のサブカテゴリをクリックして、対応するデータを表示または編集します。表示されていないサブカテゴリを表示するには、カテゴリをダブルクリックしてリストを展開表示します。
オンライン フォームを自動的に記入するには、以下の手順を実行します。
フォーム マネージャが関連情報を保存していない場合は、[フォームを前もって記入]メニューの項目にアクセスできません。
[フォームを前もって記入]を選択すると[フォームを前もって記入]ウィンドウが表示されます。ここには、フォーム マネージャによって記入される情報が正確に表示されます。フィールドへの自動記入を行いたくない場合は、そのフィールドの横にあるチェックボックスをオフにします。 すべてのフィールドに対して自動記入を行いたくない場合は、[キャンセル]をクリックします。
特定のフォームに前もって記入するたびに情報の確認を行いたくない場合は、[前もって記入]ウィンドウの[今後このフォームを前もって記入するとき、この画面を表示しない]オプションをオフにします。
[OK]をクリックして選択を確認し、必要に応じてフォームを記入します。
フォーム マネージャは、オンライン フォームの記入を検出すると、その情報を保存する指示を表示するように設定されています。画面にこのメッセージが表示されないようにするには、以下の手順を実行します。
名前、電話番号、電子メール アドレスなどの個人データを提供すると、その Web サイトは自由にその情報を保存し、後でそれを使用できるようになります。Web サイトは、この情報をサービスの向上やユーザの関心に応じた広告のために使用するかもしれません。また、Web サイトが収集した情報を他の会社に売る可能性もあります。
Web サイトが収集した情報の使い方を確認する 1 つの方法は、そのプライバシー ポリシーをチェックすることです。
個人情報をオンラインで提供する前に、その会社を信頼するかどうかを決める必要があります。それは、通信販売会社の注文フォームにクレジット カード番号を記入する前に、その会社を信頼するかどうかを決めなければならないのと同じです。
パスワード マネージャやフォーム マネージャを使用してパスワードや個人データを保存した場合、この機密情報は侵入者が(不可能ではなくとも)判読困難なファイルとしてコンピュータ上に保存されます。
権限のないユーザがコンピュータを使用する危険性がないのであれば、それ以上のセキュリティは必要ないかもしれません。しかし、権限のないユーザがお使いのコンピュータにアクセスする可能性がある場合には、機密情報を含むファイルを読むことができるユーザを指定することができます。
セキュリティを高めるためには、ファイルを暗号化して保護します。保存された機密情報を暗号化することにより、未承認の人間がアクセスすることはほとんど不可能になります。
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保存された機密情報を暗号化するには、以下の手順を実行します。
保存された機密情報を暗号化する場合は、マスター パスワードが必要になります。暗号化を選択すると、保存された機密情報にアクセスするブラウザ セッションで、少なくとも 1 回はマスター パスワードを入力する必要があります。
暗号化を選択したがマスター パスワードを持っていない場合には、最初に機密情報を保存または取得するときに、作成するよう指示されます。
マスター パスワードをまだ設定していない場合は、以下のようにして自分で設定できます。
新しいパスワードは、簡単に推測できないものにしてください。詳細については、オンライン マニュアルの「最適のパスワードを選択する」を参照してください。
マスター パスワードを変更するには、以下の手順を実行します。
新しいパスワードは、簡単に推測できないものにしてください。詳細については、オンライン マニュアルの「最適のパスワードを選択する」を参照してください。
通常、保存された機密情報にアクセスするブラウザ セッションでは、1 回はマスター パスワードを入力する必要があります。ただし、マスター パスワードから一度ログアウトして、機密情報の保存または取得の前に、再入力しなければならないようにすることができます。これは、コンピュータからしばらくの間離れる場合に便利です。
マスター パスワードからログアウトするには、以下の手順を実行します。
マスター パスワードを忘れると、パスワードで保護されている保存済みのパスワードやフォーム データに一切アクセスできなくなります。 マスター パスワードは、最も重要なパスワードです。 正確に覚えておくか、安全な場所に書き留めておいてください。
思い出せない場合は、最後の手段としてマスター パスワードをリセットできます。 ただし、マスター パスワードをリセットすると、パスワード マネージャやフォーム マネージャを使用して保存したすべての Web パスワード、電子メール パスワード、フォーム データが完全に削除されます。 また、ソフトウェア セキュリティ デバイスに関連する個人の証明書もすべて失うことになります。
マスター パスワードをリセットする前に、「マスター パスワードのリセット」をお読みください。
マスター パスワードを思い出せない、または復元することができない場合は、次の手順でマスター パスワードをリセットします。
インターネットを自宅と職場で使用する場合は、アクセスする場所に応じて、ブックマーク、設定、アドレス帳、電子メール アカウント、Sidebar 設定などを変えたい場合があります。 また、家族で同じブラウザ ソフトウェアを共有するときに、インターネットの識別情報を個別に保持したい場合があります。
プロファイル マネージャを使用すると、異なるプロファイルを作成でき、各プロファイルに個別のブックマーク、設定、電子メールの設定などを含めることができます。 ブラウザ ソフトウェアを最初にインストールするとき、自動的に標準のプロファイルが作成されます。 1 つ以上のプロファイルを作成すると、ブラウザの起動時にどのプロファイルを使用するかを尋ねられます。
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プロファイルを作成するには:
開いていたプロファイル マネージャの画面が再表示され、新しいプロファイルがハイライト表示されます。
新しいプロファイル用にブラウザを設定するには、[Netscape 6 を起動]をクリックします。Netscape WebMail、Netscape Instant Messenger、カスタムの My Netscape ページに対して新しいプロファイルを有効にするかどうかを尋ねられます。 この時点で、これらの機能に対して新しいプロファイルを有効にしたくない場合は、[キャンセル]をクリックすると、プログラムが開きます。
新しいプロファイルの使用を開始すると、電子メールの確認などのタスクを実行するたびに、必要な追加情報を尋ねられます。
日常的に使用しないプロファイルを削除したい場合があります。 たとえば、複数のプロファイルが利用可能な場合は、簡易起動機能を活用できません。
既存のプロファイルを削除または名前を変更するには:
このセクションでは、Cookie の設定方法について説明します。 Cookie マネージャの設定を表示するには:
Cookie 受け入れ設定では、Navigator でどのように Cookie を処理するかを制御します。
Cookie を無効にする:すべての Cookie を拒否する場合には、これを選択します。
Web サイトが Cookie を保存しようとしたときに通知を表示するには、[Cookie を保存する前に警告する]を選択します。[OK]をクリックして、新しい Cookie の設定を確認します。
Cookie の設定パネルで[Cookie を保存する前に警告する]オプションが選択されている場合は、ブラウズ中に Web サイトから Cookie の保存許可の要求を受けるたびに警告が表示されます。 この警告が表示されると、そこで Cookie の受け入れまたは拒否を選択できます。また、ブラウザに対して[この決定事項を覚えておく]オプションを選択することもできます。
[この決定事項を記憶する]オプションを選択すると、次にこのサイトが Cookie の設定や更新を要求しても警告は表示されず、前回の[はい]または[いいえ]の応答がそのまま使用されます。
保存されている前回の応答を変更する場合は、Cookie マネージャを使用して、自動的に保存される Cookie のリストと、Cookie アクセスを受け入れまたは拒否した Web サイトのリストを編集します。 これらのリストを編集するには、Cookie の設定パネルで[保存した Cookie を表示]をクリックします。
Cookie 設定の表示と編集について詳しくは、「Cookie マネージャを使用する」を参照してください。
このセクションでは、画像の設定方法について説明します。 画像の設定を表示するには:
画像受け入れ設定を使って、画像を表示するかどうかを指定できます。
この設定では、アニメーション画像が何回アニメーションを繰返すかを指定できます。
このセクションでは、フォームの設定方法について説明します。 フォーム マネージャの設定を表示するには:
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オンライン フォームを記入して[送信]をクリックすると、通常、フォーム マネージャによって、入力したフォーム データを保存するかどうかを確認するダイアログ ボックスが表示されます。 [はい]を何度かクリックすると、フォーム マネージャがフォームを自動的に記入するために十分なデータが蓄積されます。
[フォームの記入終了時に Web ページのフォーム データを保存]オプションは、この通知機能を制御します。これは、新しいフォームを入力したときに、フォーム データを保存するかどうかをフォーム マネージャが確認するかどうかを制御します。 このオプションがオンの場合は、[送信]ボタンをクリックするたびに、フォーム マネージャによってダイアログ ボックスが表示されます。 このオプションがオフの場合は、フォーム データを保存するかどうかの確認は行われません。
このオプションをオフにすると、通知機能がオフになるだけで、フォーム マネージャがオフになるわけではありません。 保存済みのフォーム データは有効のままです。 [編集]メニューから[フォーム データを保存]を選択すると、フォームに記入した情報をいつでも保存できます。または、[フォームを前もって記入]を選択すると、フォームが自動的に記入されます。
詳しくは、「フォーム マネージャを使用する」を参照してください。
フォーム マネージャが保存した個人データを確認または編集するには、[保存されているフォーム データを表示]をクリックします。 [フォーム マネージャ]ウィンドウが表示されたら、カテゴリをダブルクリックしてサブカテゴリを表示します。サブカテゴリをクリックすると、そのデータが表示されます。 フォーム データの追加や変更も、このウィンドウから行います。
先に説明したフォーム マネージャの通知機能がオンの場合は、特定のサイトに入力したフォーム データを保存するかどうかをフォーム マネージャで選択することができます。 ただし、後で変更が必要になる可能性もあります。 たとえば、[このサイトでは常にオフにする]を過去に選択しており、後になってそのサイトのフォーム データをフォーム マネージャに保存したくなったときなどです。
フォーム マネージャでは、いつでもこの設定を変更できます。 サイトの固有情報として保存されたフォーム データを表示または編集するには、[サイトを表示]をクリックします。
フォーム マネージャの[フォームはプレビューされません]タブには、[編集]メニューの[フォームを前もって記入]を選択してから[今後このフォームを前もって記入するとき、この画面を表示しない]を選択したすべてのサイトが一覧表示されます。 [フォームは保管されません]タブには、フォーム マネージャにフォーム データを保存するかどうかの確認に対して[このサイトでは常にオフにする]を選択したすべてのサイトが一覧表示されます。
これらのリストからサイトを削除するには、1 つまたは複数のエントリを選択し、[削除]をクリックします。 [フォームはプレビューされません]タブからエントリを削除すると、次回そのエントリを前もって記入するときに、フォーム マネージャがそのフォームをプレビューするようになります。 また、[フォームは保管されません]タブからエントリを削除すると、そのサイトでフォームを記入するときに、フォーム データを保存するかどうかを尋ねるメッセージが表示されるようになります。
詳しくは、「フォーム マネージャを使用する」を参照してください。
2001 年 9 月 7 日
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